A型肝炎ワクチン(Hepatitis A)

 説明
概要 A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合があります。途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンです。特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。
ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。
流行地域 ヨーロッパ、北米を除くほとんどの地域
製剤の特性 A型肝炎ウイルスを細胞培養し、精製、不活化、凍結乾燥した製剤です。アジュバンド(補助剤)や保存剤は含まれていません。
摂取スケジュール 初回、2~4週間後、6~24ヶ月後
有効性 目安として抗体ができるのは2回目の接種後の2週間後からで、3回目の接種で5年間の抗体が得られると言われています。
副反応 約6%に副反応が認められるものの、主な副反応は局所の疼痛、発赤、全身 怠感、発熱、頭痛等で、特に重篤なものはないとされています。
その他の留意点 3回目の接種をしなければ、その時期から抗体が減っていきます。
海外産のワクチンとは国産A型肝炎ワクチン2回接種後に、海外産A型肝炎ワクチンを追加した研究の結果、有効性と安全性が示されている例もあります。
衛生状態の悪いところでは、食物にウイルスが付着している場合もあるため、加熱処理のされていない食材やカットフルーツなどに気をつけるようにしてください。