クリニックブログ

2019.01.27更新

皆さんこんにちは。今回は「ノロウィルス」に関して記事を書こうと思います。当院の事務系スタッフにアンケートを取ったところ、約30%がノロウイルスに過去感染したことがあるようで、感染力が強いウィルスということがうかがえます。ノロウイルスにかかった時の感想ですが、


・上からも下からも出て本当に辛い
・家族にもうつしてしまって、、、
・二度とかかりたくない
等 様々な声がありました。


日本におけるノロウイルスは、厚生労働省によると、「一年を通して発生はみられますが11月くらいから発生件数は増加しはじめ、12~翌年1月が発生のピークになる傾向がある」とのことです。ちょうど今の時期がピークのようですね。
ノロウイルス感染件数
出典:厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

 

【ノロウイルスとは?】
ノロウイルスは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。従来は小型球形ウイルスと呼ばれていたようです。少量のウイルス(100個以下)でも発症し感染力のとても強いウイルスで保育園や高齢者施設など集団生活の場で、集団発生を引き起こす可能性のあるものです。


【ノロウイルスの症状】
潜伏期間は1~2日程度です。主な症状は
・吐き気
・嘔吐
・下痢
となります。軽い発熱、腹痛、頭痛、おかん、筋肉痛、のどの痛み、倦怠感を伴うこともあります。通常は2-3日で良くなるようです。


【感染経路と予防】
ほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。
(1)患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
(2)家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合
(3)食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
(4)汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
(5)ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合


そのため、予防方法は、
・加熱調理:ウィルスは熱に弱いため、85-90℃で90秒以上加熱する。
・調理道具の手入れ:十分な洗浄後、次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。
・嘔吐物や便の適切な処理:マスク、手袋を着用し飛び散らないように静かに拭き取る。
                                     ※床についたものは次亜塩素酸ナトリウムで拭き取る
・寝具や衣類の洗濯:嘔吐物や便が付着したシーツ等はしぶきが飛び散らないように、洗剤を入れた水で洗う。
・こまめな手洗い:流水と石鹸での手洗いを徹底する。手洗い後、アルコール手指消毒薬を使用することでより効果的となります。


【最後に】
ノロウイルスは感染力が高いため、疑わしい症状がある場合は、医療機関で検査を行って陰性の確認できてから、出勤をするようにしましょう。当院でもノロウイルスの検査が可能です。(※検査は自費5,400円となります)
また嘔吐や下痢により脱水症状を起こしている場合は点滴を行うこともできます。

 

投稿者: 医療法人社団 霞山会

2019.01.21更新

インフルエンザ感染症が猛威をふるっていますが、皆様ご体調は大丈夫でしょうか?

当院でもいらっしゃる患者様の中で続々とインフルエンザの検査にて陽性となる方が
1月に入り急増しています。


https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html
(参照:国立感染研究所 インフルエンザ流行レベルマップ)

ウイルス飛散


予防接種は、打てばインフルエンザに「絶対に」かからないというわけではありませんが、かかっても症状を軽減するすることが可能です。
当院の実感としては、現在インフルエンザに罹っている方の大部分が予防接種をしていない方なので、今年の予防接種は当たっているのではないかと感じています。(正式にはシーズンが終わってみないとわかりませんが…)
今からでも接種して頂くと2月も続く流行対策としては安心です。

インフルエンザ感染が拡大していくと、働く会社などでも欠員が続々と出てきてしまいます。
そのため、人の穴埋めが必要となってきますが、
カバーする元気であった側も疲れて免疫力がなくなり、更なる感染拡大をしてしまう恐れがあります。
そこで当院では、予防接種の他に予めインフルエンザに感染する前からインフルエンザに感染した後に
通常処方されるお薬の「予防投与」を行っております。

従来のタミフルやリレンザの処方も可能ですが、昨年度から対応しているイナビルに加えて、
今年から、「ゾフルーザ」も院内にて予防投与としても使用を開始しています。
ただし、「予防投与」というのは、現在病気(インフルエンザ感染)の状態ではないので、
保険診療の適応外となり、基本的には自費での取扱いとなりますのでご注意ください。
※症状、医師の判断によっては保険対象となる場合もあります。

インフルエンザは手洗いうがい、予防接種やマスクなど基本的な感染予防が大事ですが、
予防接種注射が苦手な方や、受験・出張などどうしても外せない重要な用事がある人などは、
「予防投与」という選択肢もご検討してみてはいかがでしょうか?

ゾフルーザ

シオノギ製薬HPより引用

 

投稿者: 医療法人社団 霞山会