クリニックブログ

2019.03.14更新

みなさん、こんにちは。
3月、4月は歓送迎会シーズンで何かと飲み会が増える時期でもあります。みなさん、普段から肝臓をいたわっていますか?
肝臓といえばお酒をイメージする方もいらっしゃる方が多いと思いますが、今回は肝臓の役割や気をつけるべきことをまとめてみました。

肝臓はどの様な臓器かといえば、
① 必要な蛋白の合成・栄養の貯蔵
② 有害物質の解毒・分解
③ 食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌

上記を主な働きをしています。肝臓は沈黙の臓器と言われており、肝臓は異常が現れても痛みなどの症状を出すことがあまりありません。そのため、肝臓に異常が起こっても気付きにくく、異常に気づいたときには病気が進行しているケースがあります。

血液検査等で異常が認められたら、肝臓に負担をかけ過ぎている証拠ですので、飲酒量のコントロール、栄養バランスの取れた食習慣の見直し、休養などで肝臓を休めましょう。

さて、今回は肝臓がんについて少し詳しくお話しします。肝臓がんには大きく2種類に大別されます。
・原発性肝臓がん・・・肝臓を形作る細胞ががん化してしこりを作ったもの。
・続発性(転移性)肝臓がん・・・肝臓以外の臓器にできたがん細胞が血液によって肝臓に着床し、病巣を作ったもの。

原発性肝臓がんの主な原因は、肝細胞がんです。肝細胞がんは、B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスが原因となる場合や、糖尿病・肥満等の生活習慣に起因するものもあります。

肝臓がんの早期発見には、
①採血検査
②エコー、CT、MRI等の画像検査
があります。

当院では、CT・MRIは提携医療機関と連携することになりますが、それらの検査が可能です。採血検査では、腫瘍マーカーと呼ばれる検査でAFP、PIVKA-Ⅱ(2種類)を調べます。

一方で、肝臓がんの予防として、B型肝炎ワクチンを当院では推奨しております。B型肝炎ウイルスに感染すると、約10%の人は慢性肝炎を発症し、肝硬変や肝臓がんへと進行する危険性が高まると言われております。特に中国や東南アジア、南アフリカ諸国への渡航予定のある方や、医療機関などで血液や体液に接触する可能性のある方は接種を検討した方がよいでしょう。

投稿者: 医療法人社団 霞山会