クリニックブログ

2018.07.05更新

7月に入り、ワールドカップももう終盤になりましたね。様々な国の代表が激戦を繰り広げていますが、夏休みに様々な地域に海外旅行を検討されている方も多いのではないでしょうか。

今回は海外渡航前のワクチン接種についてのお話です。

外国では、日本にはない病気が発生していたり、日本にいる時よりも感染する危険が大きい病気があるため、海外に渡航する前には予防接種(ワクチン)を検討する必要があります。

厚生労働省検疫所 FORTHでは、渡航先別に接種推奨ワクチンがまとめられてます。
https://www.forth.go.jp/destinations/
気候など、その国で過ごすにあたって注意すべきポイントもまとめられているので、海外旅行に行かれる方は必見です。


今年5月のゴールデンウィークには麻疹(はしか)が沖縄で発生したこともあり、駆け込みでのが接種希望者が多くいらっしゃいました。
しかし、例えば麻疹(はしか)ですとワクチンを接種してから抗体がつくまで2週間くらいかかると言われています。また、複数種類のワクチン接種を検討されている場合は、一度に打つことができないこともあるため、できるだけ早く医療機関や検疫所に相談することが必要になります。

夏休みに海外旅行を計画している方は、早めに下調べをしていきましょう!


~当院でお問い合わせの多いワクチン~ ※この他のワクチンも取り扱いございます。

●MRワクチン(麻疹・風疹混合)
今年、台湾からの旅行者が沖縄に持ち込み、日本でも発生しましたが、麻疹(はしか)は世界中でうつる危険性があります。日本では、生まれた年代によって、接種履歴が下記の3パターンに分かれています。
・定期接種ではなく、任意接種だった方(昭和53年以前に生まれた方)
・定期接種で1回の接種が義務付けられた年代の方(昭和53年-平成2年4月1日に生まれた方)
・定期接種で2回の接種が義務付けられた年代の方(平成2年4月2日以降に生まれた方)
1回の接種で95%以上の人が免疫を獲得できるといわれており、2回接種をすることで1回目の接種で十分な免疫獲得が出来なかった人も免疫をつけることができます。

また、妊娠中に感染すると胎児に重篤な症状が出る風疹も予防すべき感染症です。幼少期に打たれていない世代の方、抗体価が十分でない方には、麻疹・風疹を同時に予防できるMRワクチンの接種が推奨されています。

●狂犬病
狂犬病は年間5万人以上が死亡する人畜共通感染症です。発症するとほぼ100%死亡します。哺乳動物に咬まれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで感染する可能性があります。
アフリカ、アジア、中南米で特に注意が必要です。

●破傷風
破傷風は、破傷風菌がうつることによってかかり、口や手足のしびれがおこる病気です。破傷風のワクチンを受けた子供の発症例は皆無に等しいのですが、発症すると3人に1人が命を落としてしまうという恐ろしい病気です。破傷風ワクチンは3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)に含まれていますので、定期予防接種で12歳の時に接種していれば、20代前半までは免疫がありますが(約10年間の免疫持続)、最終接種から10年経過した方は、追加の予防接種をお勧めします。定期接種をしていない方は3回接種が必要です。


海外渡航の際は、当院のトラベラーズ外来をぜひご活用ください
https://www.mymc.jp/travel/


ご希望のワクチンが決まっている場合はこちらからお申込みお願いいたします。
ワクチン仮申込みフォーム



▼渋谷区全額補助事業
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※対象は現在渋谷区に住民登録がある19歳~49歳の女性、およびそのパートナー


投稿者: 医療法人社団 霞山会